日本独文学会東海支部機関誌『ドイツ文学研究』第48号
【論文】
- 大塚直:政治的抵抗の根拠としての「良心」―ホルヴァートの戯曲『最後の審判の日』について―
- 亀井一:双子座と幻影―ジャン・パウルとE・T・Aホフマンのテクストにおけるドッペルゲンガーの諸相―
- 樋口恵:群衆論の系譜におけるカネッティの位置づけ
- Mai ITO: Fusion von Natur und Kunst in Goethes "Die Wahlverwandschaften": Eine Betrachtung mittels Gartentheorien und Rousseaus "Julie oder Die neue Heloise"
- 成田克史:ドイツ語イントネーションの典型性について―日本人ドイツ語上級者との比較―
- 鈴木康志:命令文の主語について―不定代名詞を主語とする命令文を中心に―
- 梶浦直子、エルヴィラ・バッハマイアー:ドイツ語圏で出版された教科書の日本における使用状況―教員を対象としたアンケートの量的分析結果―
【研究エッセイ】
- 末永豊:描き換えられたイエス少年
- 細井直子:「見よ、われは主のはしためなり」―プロテスタント系少女雑誌『ドイツ少女新聞』(1869-1941)訓話記事にみる少女・女性像―
【ドイツ語教育の現場から】
- 大河内朋子:フィールドスタディ「ドイツにおける移民問題と想起の文化」実施報告
- 太田達也:公共放送におけるドイツ語学習番組の制作
【書評】
- 西川智之:山尾涼著『カフカの動物物語 <檻>に囚われた生』
- Oliver MAYER: Friederike Jin et al.: prima plus 『プリマ・プルス』 Deutsch für junge Leute in Japan. Bearbeitung für japanische Lernende von Ikumi Waragai, Marco Raindl, Tatsuya Ohta.